「疲れたよ、かっちゃん」 ふうふうと息を弾ませて、僕は前を歩くかっちゃんに呼びかける。 裏山を流れる川の上流に遡って、随分と歩いてきた気がする。 鶺鴒だろうか。川面をついっと滑るように飛んでいる。 セキレイ。イザナミとイザナギが、尾を振るの見…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。