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習作 臨也編(R18)

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「君は俺のことが嫌いだろう?」
そう言いながら臨也は笑う。
臨也の部屋で帝人は机の上に仰向けに押し倒され両腕を拘束されている。唖然としているうちに下着ごとズボンを脱がされる。性器が空気に晒されてひやりとする。臨也を見上げると三日月のような笑みを浮かべて見下ろしている。しかし目は笑ってはいない。暗い熱を帯びた瞳が帝人を見つめている。

帝人はここに至るまでの経緯を思い出そうとする。何があってこうなってるんだろう。臨也の事務所に呼び出され学校帰りに立ち寄った。臨也は帝人をにこやかに迎えた。何もいつもと変わった様子はなかった。用事は何ですかと聞くと用事がないと呼んではいけないのかいと言われた。少しだけ不満そうな色が混じった口調だったようにも思う。そんなことはないですけど明日も学校があるのでと帝人は答えた。するとにっこり笑う臨也にパソコン画面を見るよう促された。机に近付いた瞬間景色が反転した。臨也の顔が間近にあり帝人はわけがわからず混乱し、動揺している間に身体の自由は奪われていた。

「臨也さん、何のつもりですか」
帝人は努めて冷静になろうとするが声は震えている
「君は俺のことをどう思ってる?」
臨也は帝人の脚の間に身を入れると両足を大きく開かせ秘部を露わにする。
「どうって、臨也さんは臨也さんです」
何かで濡らされた指が帝人の後孔に突っ込まれる。指は中を蠢めいて前立腺を探り捏ねられる。帝人は喘ぎそうになり唇を噛む。
「俺が好きかい?」
「そんなこと考えたこともないです」
「じゃあ考えろよ」
一気にぬるりと奥まで指を突き入れられて帝人は衝撃に息が止まる。臨也はローションを足して指を増やし帝人の中に捩じ入れ指をばらばらに動かして嬲り抽送させる。帝人は過ぎる刺激に悶える。性器は勃起しかけ後孔は痺れて熱くなる。
「やめてください」
「自分がどんな顔をしてるかわかってるのかい。堪らないね」
嗤う臨也を帝人は快感を堪えて睨む。臨也は指を引き抜き帝人の上に屈み込むと身体で押さえ体重をかける。
「君の顔に書いてあるよ。気持ちいいんだろう」
臨也は帝人に深くキスをする。帝人は身を捩るが逃れられられず蹂躙するような深い長いキスをされるがままになる。やっと唇が離され臨也は言う。
「君は俺のことが嫌いだろう?」
「そんなことなんで今聞くんですか」
「じゃあ好きなのかい」
「わかりません。どう答えればいいんですか」
「俺は君が好きだよ。だから君も俺を好きになるべきだ」
臨也はズボンのベルトを外し前を寛げ自身を取り出す。帝人は勃起したそれを信じられない思いで見る。臨也は帝人の腰を掴み熟れた入り口に陰茎を押し当て突き入れる。
「いやだ、ああ」
灼熱の圧倒的な質量が狭い肉を拡げてゆく。他人の体温が蠢き身体を侵す。臨也は縦横無尽に動かして帝人を攻める。腰を引きぐっと突き上げられ身を引いてはまた貫かれる。深く入れては奥を擦られ浅くしては前立腺を亀頭で押し潰すように嬲られる。痛みと快感に翻弄されながら懸命に耐える帝人の様は臨也の嗜虐心を煽る。
「君の中でいけば俺を忘れないだろうね」
「何言って、僕は女の子じゃないです」
「知ってるよ。女に中出しなんてしないさ。後が怖いじゃないか」
臨也は帝人のシャツを肌けて胸を愛撫し乳首を摘み弄る。舐めて噛みつく。
「いた、あ」
帝人は体内の屹立を柔肉で締め付ける。臨也は眉を顰め息を吐き帝人を見て笑う。
「締めるなよ。そんなに俺に中でいって欲しいのかい」
「違う、そんな」
「望みどおりにしてあげるよ」
「止めてください」
帝人は身体を起こそうとするが臨也に押さえつけられる。腰を押し付けられ臨也の陰茎が全て体内に収められ接合部の皮膚が触れ合う。激しく揺さぶられるたび中を行き来する性器に擦られる。打ち付けられる肌が音を立てる。臨也は組み敷いた若木のような身体に覆いかぶさる。
「これで君の身体は俺を忘れないよね。君の心を壊してあげるよ」
臨也は耳元で獣のように唸り腰を押し付けて組み敷いた少年の身体の奥に吐精する。帝人は体内に埋め込まれた屹立がぶるりと震えるのを感じる。
「君は立ち直るだろう。そしたらまた壊してあげるよ。何度でも」
引き抜かれた臨也の陰茎の先に残滓を見て確かに自分の中でこの男はいったのだと思い知る。
「どうして」
「俺は君が好きだからね」
臨也は残滓を絞り精液を少年の陰茎に塗りつける。自分のものと合わせて片手に握ると一緒に擦りあわせる。扱くうちに硬さを取り戻すと離しそれをまた帝人の後孔に押し付ける。
「臨也さん、どうして」
帝人は動揺する。後ずさる身体を押さえつけられる。開かされた両足が臨也の膝に乗せられる。
「一度で済むと思ったのかい?君を壊すと言っただろう」
臨也の肉茎にゆっくりと刺し貫かれ帝人は仰け反る。
「君は思い知るべきだね。俺には君に印を刻む権利があるんだよ」
奥まで入れられ突き上げられ揺さぶられる。
「好きでも嫌いでもどっちでもいいよ。帝人くん」
激しい突き上げに耐えかねて帝人は縋るように臨也の肩につかまる。臨也はその耳元に口を寄せ囁く。
「でも俺を俺と同じくらい意識しなきゃ許さない」

END