碧天飛天の小説サイト

碧天飛天の小説サイトです。腐向け二次創作やオリジナルの小説を置いてます。無断転載禁止Reprint is prohibited

2016-01-01から1年間の記事一覧

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当サイトは碧天飛天のイラストサイト「BLUE HUMAN」の分家の小説用サイトです。版権物のパロディ小説とオリジナル小説を展示しています。 同人・BL・女性向表現を含みますので、嫌悪感を持たれる方は閲覧をどうかご遠慮下さい。18禁コンテンツも多数存在しま…

インフォメーション2016年12月

最新情報です。上に行くほど新しいニュースです。母艦サイトのINFOや自作創作小説カテゴリーに内容紹介分を詳しく載せてます。母艦サイトへのリンク→Blue Human 2016/12/1 ヒロアカ小説「優しい時間」と「幼年期の終わり」をUPしました。「幼年期の終わり」…

幼年期の終わり(優しい時間より)

有頂天だった。誰よりもいい個性が発現したのだ。 力をひけらかしたくてしょうがなかった。それに水を差すのはいつも出久だ。また遊んでやってた奴を庇って俺を非難しやがる。「やめなよ。かっちゃん」「どけよデク。そいつがヴィラン役だろうが」「遊んでる…

優しい時間(R18)

落ちる。 青葉の茂る木の枝が足元から離れていく。 眼前に青い空が見えた。 木漏れ日を背にして勝己の姿が逆光になっている。焦燥した表情を顔に浮かべているようだ。出久の腕を捕まえようとこちらに手を伸ばしている。だが子供の手では届かない。 こんな高…

醒めて見る夢(R18)

葉山がゆさっと腰を揺らした。反動で暫く口内で動かなかった陰茎が口内に侵入してくる。亀頭を咥えて舌先で舐めていたが、それだけでは足りないのか。律動するように奥に進められ、うっと喉の奥で声が漏れる。涙が眦に溜まる。 放課後の多目的教室で比企谷は…

蜃気楼の灯火(全年齢バージョン)

俺はお前に期待しない。そんな人間がひとりくらいいた方がいいだろう? 比企谷はそう言った。君を嫌いだと言った俺の言葉に俺もお前が嫌いだと返してくれたように。 俺は誰も選ばない。君以外は。言外の意味に気づかない君ではないだろう。皆には優等生を続…

唆しの月(全年齢バージョン)

「二人揃うなんて面白いね」 陽乃はにっこり笑って言う。「偶然ですよ」 負けずに葉山も微笑んで言う。「全くだ。なんでたまに外に出たらよりによってこいつに会うんだか」 比企谷は不機嫌を隠さずぶつくさと呟く。「偶然会っちゃうなんて縁があるんじゃない…

金星の光(全年齢バージョン)

左右に押さえつけた比企谷の腕を一纏めにする。片手で容易く押さえつけられるなんて、日頃の運動が足りないだろう。空いている方の片手でシャツのボタンを外してゆく。唇を合わせ比企谷の口を開けさせて舌を差し入れる。舌を探り当て絡ませ口内を貪る。深い…

星月夜に光ぞ降りて(R18)

見上げれば今にも降り注ぎそうな満天の星空。瞬く数多の星々は目映く輝き、空が日光を覆い隠す天蓋であるかのような錯覚を起こしそうになる。「空の星は天に空いた穴から漏れる光だと、昔の人は思っていたらしいね、比企谷」「天動説か」「そうなると、彗星…

インフォメーション2016年3月~6月

最新情報です。下に行くほど新しいニュースです。母艦サイトのINFO に詳しく載せてます。母艦サイトへのリンク→Blue Human 2016/3/17 ガンダムAGE小説「イゼルカント・レポート」用挿絵をUPしました。 2016/3/18 俺ガイル小説「星月夜に光ぞ降りて」UPしまし…

輪廻の剣(R18)

root:Fate 眼前に揺らめく巨人の影。バーサーカーを前にもう力は残っていない。 この期に及んで最期に頭をよぎるのは衛宮士郎の顔とはな。 ああ、わかっていたことだ。世の中の誰をも等しい俺にとってあれだけが唯一なのだと。 狂おしいほど想うのが過去の…

桜花残月(R18)

大学1年生 初秋 ドアベルの音に起こされた。 俯せに寝ていた比企谷は目覚まし時計を確認する。まだ8時じゃねえか。誰だ日曜日のこんな時間に。寝ぼけ眼でドアを開けるとそこには卒業以来久しぶりに見る珍しい顔が微笑んで立っていた。見慣れた人好きのする表…